私たちは、1992年に広島県安芸高田市での八千代病院を150床にて開設、「おもてなしの心」を理念とし、増床を続け現在511床となり県下有数の介護療養型医療施設となりました。
また2011年広島市安佐南区に472室の介護付き有料老人ホーム・メリィハウス西風新都を、また八千代病院近くに320室のメリィハウス八千代、そしてサービス付き高齢者向け住宅6施設計326室を広島市内に順次開設しました。
そして現在、八千代グループの医療・介護事業拡大戦略の総仕上げとして「メリィハウスホスピタル(199床)」及びサービス付き高齢者住宅「メリィデイズ(204室)」を複合した施設の開設に向けて準備を進めております。
今でこそこのような規模ではありますが、1992年開業当初は病院1つを経営しているだけの状況でしたので、それほど有名ではなかったですね。たとえば金融機関等からしてみれば「田舎で頑張ってるね」という程度のもの。
その当時の「事業を拡張したい(メリィハウス西風新都建設)」という当理事長の思いが非常に旺盛で、数多の銀行さんに新施設建設についての相談にいきました。当然ながら私どもの信用もそれほどではありませんし、状況が状況でしたのでなかなか融資が受けられなくて。
そこで無理だとは思いながら朝銀西信用組合さまにうちの理事長が声をかけてみたところ「お越しください」いう話になりまして。
伺ったところ、当時私たちが必要とする資金がとても朝銀西さんでは負える金額ではなかった。
ところが現在、理事長でいらっしゃる呉相錫氏が当時天満支店の支店長をなさっていて、なんとか工面していただきまして。
更に不足する部分については連携するオリックスさまに話をつなげてくれましてね。しかしオリックスさまも1社では難しいということでもう1社をご紹介いただき、この2社で全額資金が準備でき、平成15年の夏にやっと着工できました。そして1年半かけて建設。平成16年の11月にオープンセレモニー、平成17年の1月6日にオープンしました。
この「メリィハウス西風新都」がうちのグループ拡大の原点となります。厚生労働省の方針等も随分変わりましたから、余計でもそう思うんですね。あの時にここを出していなかったら、おそらくあの中山間地域で埋もれてしまったでしょうね。西風新都はオープンして1年半で全室埋まりました。
そこからほぼ順調に拡大路線を展開していきました。八千代グループが今あるのはこの「メリィハウス西風新都」のおかげ。「メリィハウス西風新都」があるのは朝銀西信用組合様、そして呉相錫氏のおかげでした。