現在当事務所では、北九州市エリアを中心に在日コリアンの方たちの生活や経済活動を通じて、様々な相談や問題を解決すべく日々業務に励んでおります。
また、北九州市の一弁護士として、在日コリアンだけではなく、地域の方々の相談も積極的に受けています。
「在日コリアン・弁護士」という立ち位置からの社会貢献の追求。
「在日コリアン・弁護士」という立ち位置からの社会貢献の追求についてお伺いしました。
現在当事務所では、北九州市エリアを中心に在日コリアンの方たちの生活や経済活動を通じて、様々な相談や問題を解決すべく日々業務に励んでおります。
また、北九州市の一弁護士として、在日コリアンだけではなく、地域の方々の相談も積極的に受けています。
1999年に朝鮮大学校政治経済学部法律科へ入学しました。
入学当時は小学生から夢中だったサッカー(部活)に打ち込んでいたこともあり、弁護士になるという明確な目標は定かではありませんでしたが、その中でも「両立することがプライド」と自分に言い聞かせて大学生活を送っていました。
明確に「弁護士になるということ」を意識し始めたのは大学3年の頃です。色々と落ち着きだし、自分や社会のこと、これからの人生を真剣に考えたとき、司法試験へ向けて、自分自身の姿勢が固まった気がします。
刺激を受けたのは、朝鮮学校を卒業して弁護士になった先生がいて、その先生は、日々、在日コリアンの権利や朝鮮学校問題などを法律家としての視点から取組んでいました。
「自分もあの先輩のような弁護士になりたい」と考えるようになりました。きっかけはこれかなと今思い出します。
中央大学での単位取得のための集中学習や、予備校、大学卒業後にロースクールとかなりの時間を要して勉強しました。
在学中、そして大学卒業後もサッカーを続けていたので、本当に大変でしたが今となっては良い思い出です。
私が受けた新司法試験は、3回の受験制限が設けられており、当然プレッシャーを感じましたが、なんとか合格することが出来ました。
司法試験終了の翌日に父が他界したこともあり北九州に帰ってきていたので、合格後は「小倉南法律事務所」に勤めさせていただきました。
事務所の方針として社会的弱者を救うという理念のもと、債務問題やその他個人の紛争問題など、様々な案件を経験したことで本当に多くのことを学びました。
5年間勤めることで、やはり地元ということもあり徐々に在日コリアンの相談が増え、独立の方向に向かったような気がします。
2014年1月に現在の事務所を立ち上げ、新スタートを切ることになりました。
たくさんの方から依頼されることで事務所運営を行うことができています。
私は在日コリアンとして、朝鮮学校や朝銀西信用組合様などはもちろん、この北九州を中心に様々な地域での課題や問題点を、法律家の視点で誠実に解決していきたいと考えています。
私にしかできないこと、当事務所にしかできない、在日コリアンとしての視点を活かしたフォローを行っていきたいと考えています。